MMIJ Annual Meeting 2020

Presentation information (2020/01/24 Ver.)

企画講演

粉体精製工学部門委員会 学生賞セッション

Mon. Mar 16, 2020 9:00 AM - 11:35 AM Room3 (Fl.2.,Build. 6. 622)

司会:晴山 渉(岩手大学)、芳賀 一寿(秋田大学)

10:15 AM - 10:35 AM

[2K62201-08-05] Recovery of carbon fiber from waste CFRP using alkali hydroxide

○Kohei Tomita1, Takamasa Wajima1 (1. China university)

Keywords:CFRP, sodium hydroxide, pyrolysis

炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は、炭素繊維を樹脂で固めた複合材料であり、低密度、高強度、高剛性、高耐久性といった優れた特徴を持つため、様々な分野で利用されており、需要の拡大が予想されている。しかし、CFRPは通常の焼却炉では処理が困難であることから、大半が埋め立て処理されており、さらに処分場の不足問題もあり、今後の廃棄量の増加を考慮した新たな処理法が望まれている。また、高エネルギーで製造される炭素繊維は高価値なため、廃CFRPから炭素繊維を回収することが望まれており、回収する方法として燃焼法、常圧溶解法、超臨界流体法などが研究されているが、事業化に至ったものは、ごくわずかである。
 本研究では、CFRPを水酸化ナトリウム(NaOH)と共に窒素雰囲気で加熱し、CFRP中の樹脂のみを分解し、炭素繊維を回収する技術を検討した。加熱中に発生したガスをガスパックで回収し、加熱後の試料は蒸留水中で攪拌、濾過し固体残渣を得た。最終的にガス発生量、成分、固体残渣の特性を調べ、NaOH共存下における廃CFRPの熱分解処理による炭素繊維回収の可能性を検討した。

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