13:00 〜 14:00
[2P0121-29-04] ヒ素含有銅鉱物の新規浮選剤による分離を目的とした鉱物表面への吸着予測モデルの構築 (発表者:修士課程)
キーワード:浮選剤、第一原理計算、重回帰分析
日本は現在、海外で選鉱された銅精鉱を輸入して電気銅を生産している。しかし、海外から輸入された銅精鉱はChalcopyrite(CuFeS2)などの銅鉱物のほかにEnargite(Cu3AsS4)などのヒ素含有銅鉱物も含まれており、銅製錬所のヒ素処理の負担が今後増加することが懸念されている。このような問題に対して浮選の段階でヒ素含有銅鉱物を分離する技術が求められているが、両鉱物の表面性状が類似しているため、既存の浮選剤では分離が困難であることが知られている。そこで両鉱物を分離できる新規浮選剤のピックアップを最終目的とし、第一原理計算を用いた化学物質の鉱物への吸着挙動の予測を試みた。本研究では実際の鉱物の表面を反映することに焦点を当て、実験で得られる化学物質の鉱物への吸着挙動と第一原理計算で得られる化学物質の表面電荷情報を重回帰分析することで回帰式を獲得し、化学物質の表面電荷情報のみを利用した吸着挙動の予測方法の構築を検討した。
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