MMIJ Annual Meeting 2020

Presentation information (2020/01/24 Ver.)

春季ポスター発表

資源開発技術

Mon. Mar 16, 2020 1:00 PM - 2:00 PM 資源開発技術 (Fl.1.,Build. 6. 615)

1:00 PM - 2:00 PM

[2P0130-33-02] Evaluation of Gasification Efficiency on Co-axial System with A Horizontal Well of Underground Coal Gasification

○Yoshimitsu Makabe1, Akihiro Hamanaka1, Ken-ichi Itakura 2, Kazuhiro Takahashi 2, Jun-ichi Kodama3, Gota Deguchi 4, Nuhindro Priagung Widodo5, Hideki Shimada1 (1. Kyushu University, 2. Muroran Institute of Technology, 3. Hokkaido University, 4. Underground Resources Innovation Network, 5. Bandung Institute of Technology)

Keywords:Gasification efficiency, Underground Coal Gasification, Horizontal well, Co-axial system

石炭の地下ガス化(UCG)とは,地下に賦存する石炭層に坑井を穿ち,酸素や空気などの酸化剤を注入し,原位置で石炭層を燃焼することで発生した水素,一酸化炭素,メタンなどの可燃性ガスを地上で回収する技術のことであり,これは,技術的・経済的な理由から未回収であった未利用石炭資源を利用する技術として期待されている。本研究では,水平孔を用いた同軸型UCGシステムによる石炭地下ガス化模型実験を実施し,炭層内温度や回収された生成ガスの成分結果よりガス化効率を算出し,過去の結果を用いて比較・検討を行った。炭層内温度については,同軸孔直上部が最も高温部となり,1200 ~ 1400℃ がピーク値であった。また,同軸孔上部15cm のピーク値は1000 ~ 1200℃という結果となり,同軸孔上部15cmまで高温領域が拡大していることが明らかとなった。回収された主な生成ガス成分は窒素,二酸化炭素,一酸化炭素,水素,メタンであり,生成ガス成分結果より算出されたガス化効率と昨年度までのガス化効率を比較した結果,今年度は昨年度よりも品位の低い石炭試料を使用したにもかかわらず,ガス化効率は同等であることが明らかとなった。

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