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[3K62109-16-02] 佐渡金銀山の「荷分け」について
キーワード:佐渡金銀山、佐渡金銀山絵巻、鉱石荷分け
佐渡金銀山の御直山(幕府直営山)においては、採鉱のための生産資材(タガネ・油・蝋燭・留木・炭など)を奉行所が採掘業者に公給し、採掘鉱石を奉行所と採掘業者が一定の割合で分配した。これを「荷分け」と称した。公納の割合は時期により変動があり、その仕法の詳細についても不明な点が多い。本報告では、江戸時代中期に10分の4公納から10分の5公納に移行したことや、その仕法について各種文献史料から検討した。また、このような変化が佐渡金銀山絵巻の描写にも反映されていることを発見し、その絵解きを試みた。
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