ポストコロナ新時代の非鉄金属製錬研究への期待と展望

[1K0603-12-07] Development of a separation method for unrecovered metals in the copper smelting process by flotation

○Shingo Ishihara¹, Masahito Uchikoshi¹, Junya Kano¹ (1. Tohoku University)

The chairman: Hiroyuki SHIBATA (Tohoku University)

Keywords:flotation, Tin, copper smelting

銅製錬工程における副生成物には少なからず有価金属が含まれていることが知られており、これらを効率よく回収する技術の確立は資源の乏しい我が国において非常に重要であり、資源競争力の強化だけでなく広く地球環境保全に貢献するキーテクノロジーとなりうる。ここでは、銅製錬工程における転炉煙灰に着目し、煙灰からの有価金属回収を目的とした。試料となる煙灰の元素分析を行ったところ、錫が比較的高濃度に含まれていたことから錫の分離回収について検討を行った。煙灰中での錫の化学的な状態を調査し、効果的に分離するための手法の開発を行った。