10:00 AM - 10:30 AM
[2K0101-04-02] Overview of the next generation synchrotron radiaition facility project
The chairman: Kiyoshi KANIE (Tohoku University)
Keywords:Next generation synchrotron radiation facility, Visuality, X-ray analysis
X線を用いた計測・分析の概念が、2023年の次世代放射光の登場によって大きく変わろうとしている。それは、放射光の輝度とコヒーレンス(可干渉性)が、世界最大の放射光施設SPring-8の性能を100倍上回ることによって実現される。この“未来の光”の性能は、実験室系X線分析の高輝度化、高分解能化という既存の放射光による連続的な進化にとどまらない。非連続的な技術革新となるコヒーレンスを活用した可視化(Visuality)で、“モノの見え方”を“ to see element”から”to see chemistry”へと変えてしまう。例えば、尾鉱管理、精錬、リサイクルにおけるX線分析も、残留物の平均情報ではなく、化学状態でカラー化したナノ分解能画像として可視化されるようになる。その膨大なナノ画像は、データ科学と融合し、残留物が辿った反応プロセスをトレースできるようになる。このように、放射光の専門家と他分野・産業界の垣根を取り払い、研究開発における仮説検証サイクルを、ナノから革新する次世代放射光施設について、その技術と利用分野の可能性について概説する。
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