MMIJ 2020,Sendai

Presentation information (2020/08/07 Ver.)

Special Session

資源探査に関する研究の動向と大規模データプロセッシング

Thu. Sep 10, 2020 9:00 AM - 11:20 AM Room-1

The chairman: Akihisa KIZAKI (Akita University), Tatsu KUWATANI (JAMSTEC)

10:40 AM - 11:00 AM

[3K0101-06-05] Estimation of fault function as a barrier on nuclide migration using hypothetical hydrogeological models

○Tsukimaru Aoki1, Koki Kashiwaya1, Yusuke Watanabe2, Katsuaki Koike1 (1. Kyoto University, 2. Japan Atomic Energy Agency)

The chairman: Tatsu KUWATANI (JAMSTEC)

Keywords:fault, groundwater flow analysis, reactive transport analysis, sorption, clay minerals

断層は,石油・ガスや地下水などの移動を抑制する地質構造として働く場合があることが知られている。このようなバリア機能を有する断層に囲まれたコンパートメント構造内の領域では,地下水流動や物質移行が抑制される可能性があるが,コンパートメント構造が有する物質移行の抑制効果に着目し,支配的な水理特性や物質移行特性などについて検討した例は限られる。そこで本研究では,コンパートメント構造を含む仮想的な水理地質モデルを用いて,地下水流動解析と断層における収着を考慮した反応輸送解析を行うことで,断層およびコンパートメント構造上部を水平に覆う難透水層の有無や,断層周辺に分布する鉱物の収着特性が,断層周辺の地下水流動および物質移行に及ぼす影響について検討した。その結果,低透水性のガウジを有する断層と水平な難透水層に囲まれた領域では物質移行が抑制され,断層における収着を期待できる場合にはその抑制の効果がさらに大きくなることが明らかとなった。

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