1:20 PM - 1:40 PM
[3K0608-12-02] Gold(Ⅲ) reduction from aqueous hydrogen tetrachloroaurate(Ⅲ) solution using gallic acid or pyrogallol
The chairman: Kazuya MATSUMOTO (Akita University)
Keywords:Au(Ⅲ) reduction, Phenol, Gallic acid, Pyrogallol
本研究室では,これまでに微生物または柿渋ゲルを用いた塩化金酸水溶液からの金の還元除去について報告してきた。柿渋ゲルは微生物よりも短時間かつ高濃度の金を還元でき,チオ尿素を用いた還元除去と酸化溶出の繰り返しリサイクルでは,高濃度の金の還元除去ができる柿渋ゲルのサイクル時間が短いため,微生物よりも効率が良いことがわかった。柿渋ゲルにはカキタンニンが含まれており,金の還元除去はカキタンニン中のフラボノイドの2位または3位のフェノールの複数の水酸基との反応によると考えられる。カキタンニンはオリゴカテキン類混合物と考えられており,多数のヒドロキシフェニル基が還元に係っていると考えられる。
本研究では,没食子酸(3, 4, 5-トリヒドロキシ安息香酸)またはピロガロール(1, 2, 3-トリヒドロキシベンゼン)を用いた塩化金酸水溶液から金還元に及ぼすpH,没食子酸またはピロガロール量,金濃度の影響および経時変化について報告する。
さらに,3価フェノールである没食子酸またはピロガロールを用いることで,基質1mol当たりの還元量についても報告する。
本研究では,没食子酸(3, 4, 5-トリヒドロキシ安息香酸)またはピロガロール(1, 2, 3-トリヒドロキシベンゼン)を用いた塩化金酸水溶液から金還元に及ぼすpH,没食子酸またはピロガロール量,金濃度の影響および経時変化について報告する。
さらに,3価フェノールである没食子酸またはピロガロールを用いることで,基質1mol当たりの還元量についても報告する。
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