一般社団法人資源・素材学会 2021年度 春季大会

講演情報(2021年1月29日付 確定版)

一般講演

開発機械/岩盤工学/資源経済と社会システム/資源開発技術

2021年3月8日(月) 13:00 〜 17:00 第1会場

司会:濵中晃弘(九州大学)、玉村修司(北海道科学技術総合振興センター幌延地圏環境研究所)、羽柴公博(東京大学)

16:00 〜 16:20

[1K0108-17-08] 露天掘りカーボナタイト鉱山における角礫岩層が斜面の安定性に与える影響に関する研究

○坂本 友希1、モーゼス ダイソン1、笹岡 孝司1、島田 英樹1、濱中 晃弘1、一ノ瀬 政友2 (1. 九州大学、2. 都市基盤・環境・資源センター)

司会:羽柴公博(東京大学)

キーワード:カーボナタイト、FLAC 3D、角礫岩層、斜面安定性

カーボナタイト鉱床は,近年世界的に需要が高まっているレアアースを多く含む鉱床として知られている。アフリカ・マラウイ共和国のSongwe Hill地域では,カーボナタイトが多く賦存していることが確認されており,露天採掘法を用いた開発の検討が開始されている。しかし,ボーリングコアでの調査から,カーボナタイト鉱床周辺部には角礫岩層が存在し,その境界部でき裂が発達していることが明らかとなっている。したがって,安全な採掘を行うためには角礫岩層の影響を考慮した斜面の安定設計が必要不可欠であると考えられる。そこで本研究では,Songwe Hillの現場で採取したボーリングコアを用いてき裂性状の調査および室内試験を行い,開発対象区域の岩盤のき裂状態および岩石の各種力学的特性を把握すると供に,得られた岩石の各種力学的特性値を用いて数値解析を行い,斜面の安定設計について種々検討した。

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