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[2K0201-09-09] 八戸製錬所における焼結プロセスの改善
司会:松浦宏行(東京大学)
キーワード:ISP、焼結プロセス、軟化温度
八戸製錬所は、亜鉛と鉛を同時に製錬できるImperial Smelting Process(ISP)方式の世界最大の製錬所であり、年間112,000tの亜鉛と40,000tの鉛を製造している。原料はバルク鉱、亜鉛精鉱、鉛精鉱等の硫化鉱、および粗酸化亜鉛や亜鉛滓等のリサイクル原料を使用しており、焼結工程または製団工程を経て熔鉱炉へ供用する。
熔鉱炉における亜鉛・鉛の生産性を向上させるには、熔鉱炉内の通気性を保ち送風量を確保する事が重要であるため、装入物の塊状化が不可欠である。原料のほとんどは微粉であるため、上向送風(Up- draft)式ドワイトロイド(Dwight-Lloyd)型焼結機にて焼結処理を行い、塊状化と硫黄やカドミウムの分離を行い、焼結鉱として熔鉱炉へ装入する。その焼結プロセスでは、生産量の向上を図りつつ、焼結鉱の熔鉱炉内高温下での強度維持および品質の向上が求められており、その改善に取り組んでいる。
本稿では八戸製錬所における焼結プロセスの諸改善について報告する。
熔鉱炉における亜鉛・鉛の生産性を向上させるには、熔鉱炉内の通気性を保ち送風量を確保する事が重要であるため、装入物の塊状化が不可欠である。原料のほとんどは微粉であるため、上向送風(Up- draft)式ドワイトロイド(Dwight-Lloyd)型焼結機にて焼結処理を行い、塊状化と硫黄やカドミウムの分離を行い、焼結鉱として熔鉱炉へ装入する。その焼結プロセスでは、生産量の向上を図りつつ、焼結鉱の熔鉱炉内高温下での強度維持および品質の向上が求められており、その改善に取り組んでいる。
本稿では八戸製錬所における焼結プロセスの諸改善について報告する。
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