09:20 〜 09:40
[2K0301-08-02] 有価金属濃縮と非鉄製錬忌避元素のための廃電子基板の焙焼・粉砕・選別プロセス
司会:芳賀一寿(秋田大学)
キーワード:廃電子基板、金属回収、忌避元素除去、焙焼、粉砕
小型家電リサイクル法に基づいた各種金属資源の循環利用において,電子基板か
らの貴金属を含む重金属の濃縮およびその後段の非鉄製錬での忌避成分の除去は
喫緊の課題である。本研究では,廃電子基板類の適切な加熱・焙焼によって各種部
品類の基板からの剥離やプラスチック類の脆化・分解(難燃成分の除去)等を実現し,
残渣の力学的・電気的粉砕による各種成分の単体分離を図り,その後に物理選別を
施すことによって上記目的を達成するプロセスを開発した。
まず,基板については焙焼・粉砕・ふるい分けを行うことで,難燃剤成分である臭素
やガラス成分であるアルムニウムといった製錬忌避元素と銅との分離を試みた。素子
については金高品位,金中品位,金低品位の3つに分類した後,中品位素子に対し
て電気パルス粉砕を適用し,プラスチックと金属との単体分離を試みた。また,この電
気パルス粉砕産物に対して高磁場磁選を行い,金をはじめとする有価金属の高回収
を達成する条件の検討を行った。
上記プロセスは基本的にPC用基板に対して開発したものであるが、ここでは薄型
TV用基板の適用性についても報告したい。
らの貴金属を含む重金属の濃縮およびその後段の非鉄製錬での忌避成分の除去は
喫緊の課題である。本研究では,廃電子基板類の適切な加熱・焙焼によって各種部
品類の基板からの剥離やプラスチック類の脆化・分解(難燃成分の除去)等を実現し,
残渣の力学的・電気的粉砕による各種成分の単体分離を図り,その後に物理選別を
施すことによって上記目的を達成するプロセスを開発した。
まず,基板については焙焼・粉砕・ふるい分けを行うことで,難燃剤成分である臭素
やガラス成分であるアルムニウムといった製錬忌避元素と銅との分離を試みた。素子
については金高品位,金中品位,金低品位の3つに分類した後,中品位素子に対し
て電気パルス粉砕を適用し,プラスチックと金属との単体分離を試みた。また,この電
気パルス粉砕産物に対して高磁場磁選を行い,金をはじめとする有価金属の高回収
を達成する条件の検討を行った。
上記プロセスは基本的にPC用基板に対して開発したものであるが、ここでは薄型
TV用基板の適用性についても報告したい。
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