MMIJ Annual Meeting 2021

Presentation information (2021/01/29 Ver.)

Special session

Mining history

Wed. Mar 10, 2021 1:00 PM - 5:00 PM Room-1

Chairman:Nakanishi Tetsuya (Kyushu University), hideki KUMA (Matsue National College of Technology)

3:15 PM - 3:45 PM

[3K0110-14-05] The Sado mine in the Genna Period (1615-1624: Mining technology for koban prodaction.

○EIJI IZAWA1 (1. Kyushu University)

Chairman:hideki KUMA (Matsue National College of Technology)

Keywords:Sado mine, Genna period, koban, millstones, salt cementation

江戸幕府は1600(慶長5)年に全国金貨として慶長小判の製造を開始した。佐渡でも1621(元和7)年に佐渡小判延所(後に小判所)が設置され、1622年(元和8) から佐渡で生産された金を原料に慶長小判が製造された。大量の金の確保には、選鉱と製錬の技術革新が必要であった。まず、大量の鉱石を微粉砕する金挽臼の開発が重要であった。また、粉鉱から金に富む精鉱(水筋)と銀に富む精鉱(汰物)を得る徹底した比重選別の技術が開発された。製錬には、鉛を加える熔融製錬(合せ吹)と灰吹、得られた金銀合金からセメンテーション法(焼金法)によって金銀分離を行うという一連の技術が用いられた。その中で、下臼に適した石材の石切り場を設けること、大型の金挽臼を安定して回転させる輪カネの発明は、元和期の鉱石処理技術の中で重要と考えられる。

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