11:00 〜 11:30
[1K0101-03-03] E-wasteの量的・質的変化と処理における課題
司会:廣吉直樹(北海道大学)
キーワード:廃電子基板類、銅二次製錬、廃電気電子機器
廃電気電子機器(E-Waste)は多くの種類の非鉄金属や健康に影響を及ぼす化学物質を含むため環境汚染防止の観点で適切な処理が求められている。E-Wasteを解体・選別した貴金属,銅が濃縮した部材はE-Scrapと呼ばれている。このE-Scrapは、銅のコレクター機能を利用して非鉄金属のマテリアルリサイクルが行われるのが一般的であり、E-Scrapの資源化のためには銅製錬は不可欠となっている。
さらに、非鉄製錬所の主要な原料である銅精鉱は2000年代中盤より中国製錬の銅精鉱マーケットへの参入により原料調達が難しくなると共に、原料処理費の大幅な目減りとなり日本の銅製錬所は厳しい経営に直面することとなった。このため、銅精鉱よりは原料調達がしやすく、購入条件が比較的緩いE-Scrap処理に舵を切る動きをとっており、日本は非鉄金属の資源循環に大いに貢献している。一方、中国においてはE-Scrap処理に適した溶錬能力の拡大と法制度の改定もあり、今後E-Scrapをめぐる競争激化が予想されている。
このような状況を踏まえ、日本企業が国際競争力を確保するため、E-Scrap処理の課題やその原料調達の展望について述べる。
さらに、非鉄製錬所の主要な原料である銅精鉱は2000年代中盤より中国製錬の銅精鉱マーケットへの参入により原料調達が難しくなると共に、原料処理費の大幅な目減りとなり日本の銅製錬所は厳しい経営に直面することとなった。このため、銅精鉱よりは原料調達がしやすく、購入条件が比較的緩いE-Scrap処理に舵を切る動きをとっており、日本は非鉄金属の資源循環に大いに貢献している。一方、中国においてはE-Scrap処理に適した溶錬能力の拡大と法制度の改定もあり、今後E-Scrapをめぐる競争激化が予想されている。
このような状況を踏まえ、日本企業が国際競争力を確保するため、E-Scrap処理の課題やその原料調達の展望について述べる。
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