14:00 〜 14:30
[1K0104-06-03] 二次電池の使用方法の拡大と電池材料の展望
司会:大内隆成(東京大学)
キーワード:EV、リチウムイオン電池、ニッケル、コバルト、電池材料
CO2をはじめとする温暖化ガスによる地球温暖化の影響は、今や誰の目にも影響がはっきりと見え始めた。もはや過去の技術の延長ではCO2の削減や、CO2フリーは難しい状況だが、足元は経済的にこの温暖化を乗り切るだけの技術が備わりつつある。
代表的なものはカーボンニュートラルを実現するための、再生可能エネルギーであろう。その中でも二次電池は太陽光、風力と言った出力が不安定な電気エネルギーを貯留し、平均出力し、車に乗せて移動可能なものとしてきた。今後、エネルギーのカーボンニュートラルを進めていく上で欠かせない存在となっている。電力を貯留する、という広義の二次電池という意味では、揚水発電や水素貯蔵もその範囲に入るが、足元で急速に普及しているのはノーベル化学賞を受賞したリチウムイオン電池である。リチウムイオン電池は性能・効率が高く、今なお進化を続けているが、必ずしも万能ではない。今のままで生産量を拡大すれば、いずれ資源が不足し、高価な電池になりかねない。
今現在の二次電池はどのような広がりを持っていて、今後はどうなるのか、そこに必要な資源はどうなっているのか。来たるべきカーボンニュートラルの時代に向けて、我々はどうするべきなのか、確実な回答は未来にゆだねるしかないが、本稿では今起きている二次電池の用途や将来考えられる動きを考察した。
本稿の中で提言する「我々」は、非鉄金属製錬・加工業であり、電池の原料を造る側の立場である。現状では必ずしも答えがあるわけではないが、今後普及していく二次電池の現状を知っていただき、どう行動するべきか、そのヒントになれば幸いである。10年後、2030年には、我々はどのような分岐点に立っているであろうか。
代表的なものはカーボンニュートラルを実現するための、再生可能エネルギーであろう。その中でも二次電池は太陽光、風力と言った出力が不安定な電気エネルギーを貯留し、平均出力し、車に乗せて移動可能なものとしてきた。今後、エネルギーのカーボンニュートラルを進めていく上で欠かせない存在となっている。電力を貯留する、という広義の二次電池という意味では、揚水発電や水素貯蔵もその範囲に入るが、足元で急速に普及しているのはノーベル化学賞を受賞したリチウムイオン電池である。リチウムイオン電池は性能・効率が高く、今なお進化を続けているが、必ずしも万能ではない。今のままで生産量を拡大すれば、いずれ資源が不足し、高価な電池になりかねない。
今現在の二次電池はどのような広がりを持っていて、今後はどうなるのか、そこに必要な資源はどうなっているのか。来たるべきカーボンニュートラルの時代に向けて、我々はどうするべきなのか、確実な回答は未来にゆだねるしかないが、本稿では今起きている二次電池の用途や将来考えられる動きを考察した。
本稿の中で提言する「我々」は、非鉄金属製錬・加工業であり、電池の原料を造る側の立場である。現状では必ずしも答えがあるわけではないが、今後普及していく二次電池の現状を知っていただき、どう行動するべきか、そのヒントになれば幸いである。10年後、2030年には、我々はどのような分岐点に立っているであろうか。
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