MMIJ Annual Meeting 2022

Presentation information (2022/01/28 Ver.)

General Session

(General session) Hydrometallurgy / High-temperature materials processing / New materials

Tue. Mar 8, 2022 1:00 PM - 5:00 PM Room-3 (Webex)

司会:八木俊介(東京大学),久保裕也(福岡工業大学),佐々木秀顕(愛媛大学)

1:20 PM - 1:40 PM

[2K0301-10-02] [Student presentation: Master’s course] Development of the rapid extraction technique for platinum group metals using water-soluble complexing agents and phase transfer catalysts

○Kazuki Nagashima1, Tsyoshi Arai1, Kouichirou Takao2, Zhiwei Zheng2 (1. Shibaurakougyoudaigaku, 2. Tokyokougyoudaigaku)

司会:八木俊介(東京大学)

Keywords:Platinum group elements, Solvent extraction method, Coordinator

白金族元素は現代社会において自動車触媒・電子機器類に多用されており,今日の我が国の産業基盤を支えるうえで大変重要である.しかし,省資源国である我が国は安定した白金族元素の供給が困難であるため,それらを含む廃工業製品からの再資源化が求められる.多くの金属の再資源化プロセスで用いられている溶媒抽出法は,揮発性・引火性の高い有機溶媒を多量に使用しなければならず,加熱操作による火災のリスクが見逃せなくなっている.この問題を解決するため,筆者らは【錯形成反応】と【相分配】を組み合わせた新たな抽出分離技術を提案した.溶媒抽出反応の素過程は【錯形成反応】と【相分配】に分かれており,通常はすべての過程が混在する状態で溶媒抽出が行われている.これに対し,本提案技術は,錯化剤を添加した白金族元素を含む水溶液の加熱により【錯形成反応】を促進し、その後有機溶媒との室温下での接触により【相分配】を行う.これにより,有機溶媒の加熱に伴うリスクを解決することが期待される.本研究では,疎水性を制御可能な錯化剤であるPDAを用いて,白金族元素であるRu(III),Rh(III),Pt(IV)の塩酸水溶液からの抽出挙動の検討を行った.

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