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[2K0301-10-06] 紫外可視吸収分光を用いる塩酸浴中クロム塩化物錯体分布解析
司会:久保裕也(福岡工業大学)
キーワード:クロム塩化物錯体、塩酸、紫外可視吸収分光、熱力学モデル解析、成分分析
紫外可視吸収分光を用いて、塩酸溶媒中のクロム塩化物錯体分布について解析した。塩酸溶媒中のクロム錯体が平衡に達するためには長時間を要することが知られている。建浴後、30日後、45日後の紫外可視吸収分光を測定して変化のないことを確認し、解析に使用した。第一導関数テストの結果、錯体種は3種類または4種類であることが予測された。硝酸溶媒中クロム錯体の紫外可視吸収分光との比較の結果、塩素の配位数が0である水和クロムイオンの存在を確認した。この知見をもとに熱力学モデルとしてクロム塩化物錯体の錯形成反応を仮定し、熱力学モデルの最適化解析を実施した。最適化に際しては、錯形成反応の安定度定数をパラメータとした。錯体種が3種類、4種類の場合の最適な熱力学モデルを各々決定したが、いずれが実際のクロム塩化物錯体分布を反映するのかは、本実験で確定するには至らなかった。
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