一般社団法人資源・素材学会 2022年度 春季大会

講演情報(2022年1月28日付 確定版)

一般講演

【一般講演】 鉱物処理/ 環境/ リサイクル

2022年3月8日(火) 13:00 〜 17:50 第4会場 (Webex)

司会:ドドビバ ジョルジュ(東京大学),古屋仲茂樹(産業技術総合研究所),松本和也(秋田大学)

16:05 〜 16:25

[2K0401-14-10] (学生発表:学士課程) リン酸鉄リチウムイオン電池のリサイクル開発

○石野 歩夢1、大和田 秀二1、大川 直樹2、杉原 伸彦2 (1. 早稲田大学、2. ENEOSホールディングス株式会社)

司会:古屋仲茂樹(産業技術総合研究所)

キーワード:リン酸鉄リチウムイオン電池、焙焼、粉砕、浮選、グラファイト

リチウムイオン電池(以下LIB)は電子機器などに用いられ, 生活に欠かせないものとなっている。また近年, 電気自動車の普及による車載用LIBの需要や, 再生可能エネルギー貯蔵のための大型蓄電池の需要が急速に広がっている。その状況の中, 正極材にリン酸鉄リチウムを用いたリン酸鉄LIBの普及が拡大している。リン酸鉄LIBは原料に鉄やリンを用いるため費用対効果が高く, 発火の恐れが低く安全性が高いことか, 今後も需要は拡大するとされる。しかし, リン酸鉄LIBの廃棄物のリサイクルの既往研究は日本ではほとんどなく,世界的にも少ない。
本研究では,車載用の廃リン酸鉄LIBの放電, 解体, 焙焼,粉砕,選別のリサイクルプロセスにおいて負極活物質のグラファイトやその他の各種金属類の回収を目的として研究を行った。発表では,リン酸鉄LIBに存在する各成分焙焼時の相転移に関して, 焙焼前後の試料の各種分析や熱力学ソフトウェアを用いた挙動解析の結果,および,粉砕産物の細粒群に濃縮する正・負極活物質混合物からグラファイト濃縮のための浮選結果等について報告する。

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