2:15 PM - 2:50 PM
[3K0201-04-03] Prediction of time and size of rock creep failure
司会:笹岡孝司(九州大学)
Keywords:Rock, Creep failure, Time, Size, Prediction
岩盤斜面や地下空洞周辺岩盤などの岩盤構造物は、時間とともにクリープ変形し、明らかな引き金がないのに突然クリープ破壊することがある。これら現象を理解することは、岩盤構造物の長期的な変形挙動や安定性を評価するために重要である。現場においてクリープによる変形を、変形前から計測することはできない。変位量が現場の管理に用いられる場合があるが、変位の管理レベルは現場ごとに異なり、経験に基づいて決められている。変位速度であれば、特に自由面に垂直な成分は、容易かつ高精度に計測できるが、やはり変位速度がどのくらいになれば破壊するかは一概に決められない。一方、速度の逆数の経時変化を適当な関数で近似して、速度の逆数がゼロになる、つまり、速度が無限大になる、すなわち破壊が生じる時刻を、おおよそ予測する方法が提案されている。筆者らは、これに類似でやや精度がよいSLOPE法を提案した。また、予測に用いるべき最初のデータ、クリティカルポイントの評定方法と、同点における変位速度から破壊規模や大まかに破壊時刻を予測する方法、また、これらの活用方法について提案する。
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