13:50 〜 14:15
[3K0307-13-03] 3次元レーザスキャナを用いた多田銀銅山瀬戸谷間歩群の定量解析
司会:中西 哲也 (九州大学)
キーワード:3次元レーザ測定、採掘手法、多田銀銅山
「瀬戸谷間歩群」内には多田銀銅山遺跡内で唯一、観光坑道として公開している「青木間歩」がある。これまで青木間歩内および周辺に位置する露頭掘跡の3次元レーザ測定を実施した。この結果、従来公開されている観光坑道上部に新たに旧坑道跡を発見した。旧坑道内部は斜坑部と狭小水平部の2つの形状で構成されていた。更に、旧坑道内斜坑部は露頭掘底部から約4m真下に位置していることもわかった。
今回、新規に青木間歩から20m~40m上部に坑道が複数個発見された。その中には坑道底面が幅約15㎝間隔の階段状になった坑道も発見された。またこの坑道の坑道口付近には、円柱型の堀跡が3つ発見された。更に、この付近の絵図に記載されている水抜坑に繋がっている可能性がある坑道も発見された。その他、ひ追い掘坑も2つ発見された。今回これらの坑道内部および周辺地形を3次元レーザスキャナを用いて従来と同じ手法で3次元レザ測定を行った。その結果、内部が階段状の坑道は鉱石を採掘する以外の目的で掘削されたことが分かった。また、ひ追い掘坑内部には立坑が存在しており、多数の木片や削岩機痕があることがわかった。
今回、新規に青木間歩から20m~40m上部に坑道が複数個発見された。その中には坑道底面が幅約15㎝間隔の階段状になった坑道も発見された。またこの坑道の坑道口付近には、円柱型の堀跡が3つ発見された。更に、この付近の絵図に記載されている水抜坑に繋がっている可能性がある坑道も発見された。その他、ひ追い掘坑も2つ発見された。今回これらの坑道内部および周辺地形を3次元レーザスキャナを用いて従来と同じ手法で3次元レザ測定を行った。その結果、内部が階段状の坑道は鉱石を採掘する以外の目的で掘削されたことが分かった。また、ひ追い掘坑内部には立坑が存在しており、多数の木片や削岩機痕があることがわかった。
講演PDFファイルダウンロードパスワード認証
講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。
現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)
[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください