MMIJ 2022,Fukuoka

Presentation information (2022/07/27 Ver.)

Special session

(Special session) Wire Rope

Thu. Sep 8, 2022 1:00 PM - 4:15 PM Room-4 (A25)

Chairman:Shinya INOUE,(Kobelco Wire Company),Atsushi YAMAGUCHI (National Institute of Occupational Safety and Health)

1:25 PM - 1:50 PM

[3406-12-02] [Student presentation: Doctoral course]Effect of wire breakage condition on fatigue life of IWRC 6×Fi(29) in S-bend fatigue test with two-step tension

○Masatoshi Ogata1,2, Atsushi Yamaguchi1, Kenta Yamagiwa1, Tetsuya Sasaki1, Satoshi Izumi2 (1. Japan Organization of Occupational Health and Safety, 2. The University of Tokyo)

Chairman:Shinya INOUE, Kobelco Wire Company, Ltd.

Keywords:Wire rope, IWRC, S-bend fatigue test, Two-step tension, Wire breakage

ワイヤロープは複数の素線をより合わせた複雑な構造物であり,クレーンやエレベータなどの機械構造物で広く使用されている.例えば,荷の巻上げや巻下げ時において,ロープは張力を受けながらシーブに沿って動き,摩耗や曲げ負荷を繰り返し受ける.この繰り返し負荷によりロープ内の素線が徐々に断線し,最終破断に至る.さらに,実機環境では,例えばつり荷の重量は荷役作業ごとに異なることから,ロープ張力は作業ごとに変動すると言える.したがって,変動張力下におけるロープの疲労寿命評価が必要である.そこで本研究では,変動張力下におけるロープの疲労寿命予測手法の確立を目的に,IWRC 6×Fi(29)を対象にした2段階張力のS曲げ疲労試験を実施し,張力変動と疲労寿命の関係を取得した.また,一定張力のS曲げ疲労試験の中断材の分解調査によって取得した素線断線状態と繰り返し数の関係から,素線断線状態が2段階張力の疲労寿命に及ぼす影響を評価した結果を報告する.

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