一般社団法人資源・素材学会 2024年度 春季大会

講演情報(2024年2月2日付 確定版)

企画講演

【企画講演】 粉体精製工学部門委員会「学生賞セッション」[3/17(日) PM 第2会場]

2024年3月17日(日) 13:00 〜 15:35 第2会場(6号館 3階 631)

司会:松岡 光昭(関西大学),伊藤 真由美(北海道大学),村山憲弘(関西大学)

●粉体精製工学部門委員会では、粉体精製工学に関係する研究を行う学生の研究意欲の向上、活性化のために、毎年「学生賞セッション」を企画している。昨年度に引き続き、本年度も「学生賞セッション」を開催し、学生の日頃の研究の成果を企画セッション内で披露するとともに、粉体精製工学部門委員会ならびに他の聴講者との活発的なディスカッションを行うことで、学生の研究の質の向上ならびにネットワークの構築を図る。

<発表時間:20分中、講演15分、質疑応答5分/1件>
<発表時間30分中、講演25分、質疑応答5分/1件>

13:05 〜 13:25

[1K0201-06-01] ペルオキシ一硫酸とケイ酸を用いた1,4-ジオキサンの分解

○向島 樺音1[学士課程]、晴山 渉1、西田 憲司2、佐藤 祐輔2、森 一星2、緒方 浩基2 (1. 岩手大学、2. (株)大林組)

司会:松岡 光昭(関西大学)

キーワード:地下水・土壌汚染、過硫酸、促進酸化法、1,4-ジオキサン

1,4-ジオキサンは、平成29年に土壌における環境基準が制定された物質であり、その効率的な地下水・土壌汚染の浄化技術の確立が求められている。既に不法投棄現場等では、1,4-ジオキサンによる汚染が検出されており、実汚染現場の対策・浄化に関しての技術的な課題が多いことが分かっている。1,4-ジオキサンは、生分解性が低い。また、土壌や活性炭などへの吸着性が小さく、水と混和し、沸点も水とほとんど変わらないことから、水と分離回収することも困難である。一方、促進酸化法等の化学的酸化分解手法であれば、比較的容易に1,4-ジオキサンを分解できることが分かっている。有機汚染物質による地下水・土壌汚染浄化には、近年、鉄イオンにより活性化させる過硫酸法(ペルオキシ一硫酸、またはペルオキソ二硫酸)が用いられるようになっている。本研究では、ペルオキシ一硫酸とケイ酸を用いることで活性化させ、1,4-ジオキサンを分解できることを明らかにした。

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