13:25 〜 13:45
[1K0201-06-02] アミド基を有するピリジン誘導体を用いる白金族金属の沈殿分離
司会:松岡 光昭(関西大学)
キーワード:ピリジン誘導体、貴金属分離、沈殿剤、湿式処理、リサイクル
白金族金属であるPd, Pt, Rhは自動車排ガス浄化触媒への需要が高く、その廃製品からも積極的にリサイクルされている。白金族金属リサイクルにおける代表的な分離回収法として、溶媒抽出法がある。しかし、多量の有機溶媒の使用により環境負荷が大きいという課題がある。よって、低環境負荷で白金族金属を効率よく分離回収できるプロセスの開発が求められている。
我々のグループは、アミド基を有するピリジン誘導体中のN原子が白金族金属と相互作用することを利用して、白金族金属を選択的に沈殿分離する方法を試みている。本研究では、アミド基を有するピリジン誘導体として、2-ピコリンアミド、ピリジン-2,3-ジカルボキサミドに着目し、白金族金属およびベースメタルを含む多成分系混合溶液に対して、白金族金属を選択的に沈殿分離することを検討した。具体的には、Pd(II), Pt(IV), Rh(III)の三成分系、Pd(II), Pt(IV), Rh(III), Cu(II), Ni(II), Fe(III)の六成分系溶液からの白金族金属の選択的沈殿分離におよぼす沈殿剤濃度の影響について調べた。得られた結果から、アミド―ピリジン系沈殿剤を用いる低環境負荷な白金族金属の沈殿分離プロセスの構築を試みた。
我々のグループは、アミド基を有するピリジン誘導体中のN原子が白金族金属と相互作用することを利用して、白金族金属を選択的に沈殿分離する方法を試みている。本研究では、アミド基を有するピリジン誘導体として、2-ピコリンアミド、ピリジン-2,3-ジカルボキサミドに着目し、白金族金属およびベースメタルを含む多成分系混合溶液に対して、白金族金属を選択的に沈殿分離することを検討した。具体的には、Pd(II), Pt(IV), Rh(III)の三成分系、Pd(II), Pt(IV), Rh(III), Cu(II), Ni(II), Fe(III)の六成分系溶液からの白金族金属の選択的沈殿分離におよぼす沈殿剤濃度の影響について調べた。得られた結果から、アミド―ピリジン系沈殿剤を用いる低環境負荷な白金族金属の沈殿分離プロセスの構築を試みた。
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