一般社団法人資源・素材学会 2024年度 春季大会

講演情報(2024年2月2日付 確定版)

企画講演

【企画講演】 粉体精製工学部門委員会「学生賞セッション」[3/17(日) PM 第2会場]

2024年3月17日(日) 13:00 〜 15:35 第2会場(6号館 3階 631)

司会:松岡 光昭(関西大学),伊藤 真由美(北海道大学),村山憲弘(関西大学)

●粉体精製工学部門委員会では、粉体精製工学に関係する研究を行う学生の研究意欲の向上、活性化のために、毎年「学生賞セッション」を企画している。昨年度に引き続き、本年度も「学生賞セッション」を開催し、学生の日頃の研究の成果を企画セッション内で披露するとともに、粉体精製工学部門委員会ならびに他の聴講者との活発的なディスカッションを行うことで、学生の研究の質の向上ならびにネットワークの構築を図る。

<発表時間:20分中、講演15分、質疑応答5分/1件>
<発表時間30分中、講演25分、質疑応答5分/1件>

14:25 〜 14:45

[1K0201-06-05] DEMシミュレーションによる傾斜ベルトコンベアにおける湿潤粒子搬送効率の評価

○宮澤 諒1[修士課程]、加茂 隆人1、高谷 雄太郎2、榎枝 成治3、西名 慶晃3、所 千晴1,2 (1. 早稲田大学、2. 東京大学、3. JFEスチール株式会社)

司会:松岡 光昭(関西大学)

キーワード:離散要素法、搬送プロセス、湿潤粒子

ベルトコンベアは鉱業,セメント,化学工業など様々な産業で用いられる最も一般的な搬送システムのひとつである。長距離搬送による大量の原材料の効率的な搬送が可能である一方,原材料が落粉することによるコストやリスクの増加が考えられる。そのため運用には搬送量や輸送速度など適切な管理が必要になる。しかし,コンベアの装置形状や運転条件は経験により決定されていることが多く,統計的な搬送挙動の評価プロセスは確率されていない。そこで本研究では,屈曲部のあるベルトコンベアにおける湿潤粒子の搬送効率を,DEMシミュレーションを用いて検討した。水分添加量,搬送量,搬送角度をパラメータとして,粒子の落粉とコンベア上での滞留挙動に注目した。搬送過程の可視化により,水分を添加していない条件では水分を添加した条件に比べ搬送時の粒子滞留量が増加する結果が示された。滞留が起こるメカニズムの特定のために代表粒子の挙動を評価した。また搬送量が増加することでベルトコンベア側面からの落粉が発生することが確認された。これらの搬送過程の可視化と落粉量から,搬送における搬送効率の評価を行った。

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