MMIJ Annual Meeting 2024

Presentation information (2024/02/02 Ver.)

General Session

3/17PM (General session) Hydrometallurgy

Sun. Mar 17, 2024 1:00 PM - 4:00 PM Room-3 (Fl.3.,Build. 6. 632)

Chairperson: Takumi Yasuda (Kyoto University), Shunsuke Yagi (Tokyo University)

(Presentation: 12 minutes allotted for lecture and 8 minutes for Q&A out of 20 minutes per presentation)

1:40 PM - 2:00 PM

[1K0301-08-03] Effects of sulfate ion on Sc(III) adsorption onto iminodiacetic acid-based chelating resin

○Hiroto Watanabe1,2, Satoshi Asano1, Kuniaki Murase2 (1. Sumitomo Metal Mining Co.,Ltd., 2. Kyoto university)

Chairperson: Takumi Yasuda (Kyoto University)

Keywords:scandium, chelating resin, ion exchange, sulfate ion, adsorption

スカンジウムは、レアアース鉱石、ウラン鉱石、ラテライト型のニッケル鉱石等の製錬における副産物して回収される。ニッケル酸化鉱からHPAL(High Pressure Acid Leach)法を用いてニッケルを回収するプロセスの工程液(硫酸酸性溶液)にはスカンジウムが含まれ、3価のカチオンとして存在する。演者らはこれまでイミノジ酢酸系キレート樹脂Diaion™ CR11を用いて、3価のカチオンであるSc3+、Cr3+、Fe3+ およびAl3+ の吸着溶離挙動について報告した。Sc3+の吸着反応は、官能基であるイミノジ酢酸のプロトンとの陽イオン交換を伴う。
 ところで、工程液にはアニオンとして硫酸イオンが含まれ、これらの金属イオンは硫酸イオンと錯体を形成する。すなわち、溶液中の硫酸イオン濃度により、水和イオンとして存在するSc3+の分率は変化する。本講演では、イミノジ酢酸系キレート樹脂へのSc3+吸着時の硫酸イオンの影響および吸着挙動の詳細について述べる

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