一般社団法人資源・素材学会 2024年度 春季大会

講演情報(2024年2月2日付 確定版)

企画講演

【企画講演】 資源探査に関する研究の動向と大規模データプロセッシング[3/18(月) AM 第2会場]

2024年3月18日(月) 10:00 〜 11:50 第2会場(6号館 3階 631)

司会:久保 大樹(京都大学),木崎 彰久(秋田大学)

●鉱物・エネルギー資源の探査に関する最新の技術動向や基礎研究、さらに、地球・環境科学および数理情報科学を含む幅広いテーマについて議論し、資源・素材研究における新たな価値創造を目指す。

<発表時間20分中、講演15分、質疑応答5分/1件>

11:30 〜 11:50

[2K0201-05-05] 多変量解析によるマルチスペクトルカメラ画像分析の熱水資源探査への活用

○久保 大樹1、岸本 将英1、小池 克明1 (1. 京都大学)

司会:木崎 彰久(秋田大学)

キーワード:非破壊検査、反射スペクトル、植生指数、海底資源、リモートセンシング

利便性の高いスナップショット型のマルチスペクトルカメラは,近年急速に小型化・低価格化が進んでおり,簡易的な非破壊・非接触測定手法として様々な分野への適用が期待される。スペクトルカメラ画像は,衛星画像と同じく複数のバンド情報を有する多次元データであるため,資源探査分野で広く用いられる植生指数や鉱物指数といったバンド比演算やSAM(spectral angle mapper), LSU(linear spectral unmixing)といった多変量解析手法の適用が可能であると考えられる。しかしながら,実際には被写体までの距離や光源・センサ特性の違いがあるため,反射スペクトルパターンには差異が生じる。本研究では,野外・屋内でのマルチスペクトルカメラを用いた撮影画像と衛星画像などの各種解析結果を比較し,スペクトルカメラデータに対するリモートセンシング解析手法の適用性の検証を行った。さらに,植生・鉱物を対象により最適化された解析手法の開発を行い,資源探査分野への応用について考察する。

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