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[2K0401-08-01] 鉱山緑化樹としてのキリおよびセンダンの根圏微生物叢とIAA生産活性の比較
司会:小山 恵史(九州大学)
キーワード:緑化、キリ、センダン、菌叢解析
休廃止鉱山の緑化は昨今の気候変動による降水量の増加に伴い頻発が危惧される土砂崩れの防止や、坑廃水の排出量の減少に寄与すると考えられ、様々な樹種・手法による緑化が検討および実施されている。緑化の問題点として、樹木の生育に時間が掛かる点と鉱山跡地特有の土壌pHや重金属の存在が円滑な緑化の妨げとなっている。そこで発表者らは日本に自生するキリ(Paulownia tomentosa)の改良品種である10年未満で成木に達する早生桐を鉱山緑化樹として評価を行い、ヒ素やカドミウムに対する耐性や酸性・塩基性環境での適用可能性について報告している。本発表では、九州地方で積極的に植樹が進められている早生樹の1つであるセンダン(Melia azedarach)とキリの根圏微生物叢および植物の生長に関わる植物ホルモンの一種である3 -インドール酢酸(IAA)の活性について根圏の各部位について調査を行い、これら早生樹の生長の早さに関わる因子が根圏微生物に由来するものかどうかについて報告する。
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