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[2K0501-05-05] 情報利用型廃製品自動選別システムの開発
司会:三木 一(九州大学)
キーワード:リサイクル、廃電子機器、ソーティング、AI画像認識
使用済小型家電製品のリサイクル施設には、国内外のメーカーが長年にわたって生産したさまざまな機器が集積している。機器によって含有金属などの「資源価値」、筐体や電池の固定方法などの「解体特性」、電池による発火などの「取扱危険性」が異なるため、まとめて一度に同じ処理を行うのではなく、特性の近い機器を選別(グループ化)した後、それぞれ異なる処理を施すことが合理的である。こうした「廃製品選別」は従来から行われているが、現状は人手作業によるしか手段がない。本研究では、ベルトコンベヤ上を流れる高品位モバイル機器廃棄物(スマホ、携帯電話、デジカメ、ビデオカメラ、携帯ゲーム、タブレット)約2000機種を対象に、①3D画像、3D特徴量、2Dカラー画像、重量を計測、②独自開発のAI解析によって品目・型番を自動判定、③AI判定結果に基づいてデータサーバ登録情報を瞬時に検索して、含有金属価値を算出すると同時に最適な自動解体プロセスを自動選択、④新開発の自動振分機構により最大5グループに選別可能な情報利用型自動選別システムを開発した。
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