一般社団法人資源・素材学会 2024年度 春季大会

講演情報(2024年2月2日付 確定版)

一般講演

【一般講演】岩盤工学/資源開発技術[3/19(火) AM 第1会場]

2024年3月19日(火) 09:10 〜 10:10 第1会場(6号館 2階 625)

司会:菅井 裕一(九州大学)

●岩盤工学:岩盤の力学特性,地山応力など、地下の岩盤の状態の把握に必要な基礎的な試験技術,解析技術、そしてこうした技術を用いたケーススタディについて議論を行う。

●資源開発技術:エネルギーや金属鉱物などの資源の開発に必要な上流から下流までの開発・生産の技術に関する科学的・技術的な現状および課題について議論を行う。

<発表時間20分中、講演15分、質疑応答5分/1件>

09:30 〜 09:50

[3K0101-03-02] 大規模な並列計算を用いた高レイノルズ数流れにおける配管減肉現象の3次元解析

○関口 広樹1[修士課程]、三ケ田 均1,2、武川 順一1 (1. 京都大学大学院、2. 静岡大学)

司会:菅井 裕一(九州大学)

キーワード:地熱発電、流れ加速型腐食、格子ボルツマン法、GPGPU、LES

地熱発電及び火力・原子力発電プラントなどの系統配管で見られる減肉現象を精度よく予測することは,プラントでの重大事故を未然に防ぐ上で重要である。先行研究では格子ボルツマン法(Lattice Boltzmann Method, LBM)と室内実験により得られた経験式を用いて,流れ加速型腐食(Flow Accelerated Corrosion, FAC)によるオリフィス下流部での減肉現象を2次元で再現し,減肉量分布を予測できることを示した。予測精度をさらに良くするためには,実際の室内実験と同等のレイノルズ数の流れ場を再現する必要がある。3次元の高レイノルズ数流れを精度良く計算するために,数値安定性に優れる多緩和時間モデル(Multiple-relaxation-time, MRT)と乱流モデルの一種であるコヒーレント構造スマゴリンスキーモデルを組み合わせて計算を行った。また,計算速度を向上させるためにGPUを用いた大規模な並列計算を行った。本研究では,これらにより3次元でのオリフィス下流部の減肉現象を再現し,実測値との比較を行うことで予測精度の検証を行った。

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