MMIJ Annual Meeting 2024

Presentation information (2024/02/02 Ver.)

Special session

3/19AM (Special session) Invited lectures from "The staff meeting for National Mining Site & Smelter/Refinery, JMIA".

Tue. Mar 19, 2024 10:30 AM - 12:00 PM Room-1 (Fl.2.,Build. 6. 625)

Chairperson: Atsushi Sainoki (Kumamoto University)

(Presentation: 25 minutes allotted for lecture and 5 minutes for Q&A out of 30 minutes per presentation)

11:30 AM - 12:00 PM

[3K0104-06-03] Numerical simulation of mud and tailings flow caused by dam breach

○Makiko Shibata1, Kazushige Wada1 (1. Mitsui Mineral Development Engineering Co., Ltd)

Chairperson: Atsushi Sainoki (Kumamoto University)

Keywords:Tailings dam, Global industry standard on tailings management, Tailings dam failing simulation, Mud and tailings flow, Collapse of viscoelastic bodies

2019年のブルマジーニョ鉱さいダム決壊事故を受け,鉱さい集積場事故に関する国際的関心が高まっている.2020年には「国際テーリングダム基準」が公表され,今後日本でも各地の鉱さい集積場について当基準をふまえた管理を求められることが想定される.当基準では「鉱さい集積場事故のシミュレーション」を実施し,崩壊した場合のリスク・影響についての検討を求めている.本研究では,小規模な集積場を対象に触覚試験的崩壊シミュレーションを実施し,結果を評価,また要検討項目や課題を整理することを目的とした.
シミュレーションパラメータとしては,DEM,境界条件,降雨条件,マニングn値,集積物の物性値等を設定し,集積場の崩壊シミュレーションを実施した.集積物流動挙動は主に集積場周辺の上流部,河川によって流下していく中・下流部に大別されるが,シミュレーション結果には微地形や土地利用条件が明確に反映され,また崩壊土砂を河川水が越流する様子も見られ,実用的なものであることが確認できた.今後の課題としては,対象集積場や地域特性に応じた崩壊シナリオや境界条件の検討が重要であることが判明した.

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