資源・素材2024(秋田)

講演情報(2024年8月7日付 確定版)

企画講演

【企画講演】建設用原材料の評価・利用技術および脱水ケーキ等の未利用資源の活用 [9/10(火) AM 第1会場]

<現地+オンラインのハイブリッド開催>

2024年9月10日(火) 09:00 〜 11:55 第1会場 (一般教育2号館 1F 101) (一般教育2号館 1F 101)

司会:今井 忠男(秋田大学)、岩月 栄治(愛知工業大学)

●建設用原材料である骨材の品質評価、骨材生産における環境影響、副産物の脱水ケーキの活用可能性に関する最新の知見を発表・討論する。

<発表:20分中、講演15分、質疑応答5分/1件>

11:35 〜 11:55

[1101-08-08] 露天掘り鉱山で操業する各種重機の死角エリア測定システムの開発および死角の縮減法について

○渡邉 美月2、今井 忠男1、木崎 彰久1、外薗 貴彦2 (1. 秋田大学、2. 日本キャタピラー)

司会:岩月 栄治(愛知工業大学)

キーワード:鉱山、重機、死角

令和3年の本邦の鉱業は、鉱山数458、労働者数11,013人であるが、近年の平均労働災害数は、年間26件もあり、減少しない状況が続いている。
 本研究では、鉱山等の重機災害の低減を目的とし、重機の死角の縮減法について実験を行った。はじめに、ISO規格の死角測定法より簡便な、360°カメラを用いた死角測定法を提案した。さらに、死角を縮減することを目的とし、360°カメラをコックピットの屋根に設置し、運転者がリアルタイムに画像を確認できる俯瞰法を提案した。
 その結果、360°カメラを用いた死角測定法は、現場において、極めて簡便で迅速に90分程度で死角エリアが測定でき、実用可能であることがわかった。また、俯瞰法においては、どの機種においても死角を50%以上縮減でき、有効な手法であることがわかった。