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[1601-05-04] スカンジウムの高効率分離法開発を目指した基盤研究 (1)
司会:打越 雅仁(東北大学)
キーワード:スカンジウム、分離、溶媒抽出
スカンジウム(Sc)は強度向上のためのアルミ合金への添加材や固体酸化物燃料電池の電解質等として利用されており、次世代の産業を支える高機能材料として大きな期待を集め、今後需要の増大が見込まれる。このScは地殻中の平均存在量自体は22ppmと稀少ではないが、希釈分散されて存在しており鉱物の産出は稀であることから、金や白金を上回る非常に高価なレアメタルとなっている。このためScの高効率分離法開発が期待されるが、そのための基盤的化学情報となる塩酸中や硫酸中でのSc化学種形態や分布については、未だ明確ではない部分がある。そこで本研究では、新規分離法開発のための第一歩としてSc(III)イオンと塩化物イオン、または硫酸イオンとの錯生成定数を放射性同位体トレーサーである46Scを用いた溶媒抽出法により決定する。本報告ではこの錯生成定数決定のための溶媒抽出系の確立について報告する。
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