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[1606-11-02] 三菱マテリアルでのLIBからの重要鉱物リサイクルの開発
司会:宇田 哲也(京都大学)
キーワード:リチウムイオン電池、リサイクル、湿式製錬、ニッケル、コバルト
資源が少ない我が国にとってレアメタル等の重要鉱物は貴重な資源で、それらのリサイクルは持続可能な社会の実現のために必要である。自動車の電動化や電力貯蔵の需要増に伴い生産量の増加が著しいリチウムイオン電池(LIB)に使用されるリチウム、ニッケル、コバルト等の重要性が高まっている。三菱マテリアルは非鉄金属事業の中で銅、金、ニッケル、鉛、錫などのリサイクルを事業化しており、これらのリサイクル技術やインフラを活用したLIBリサイクルの事業化を目指し、技術開発を進めている。これまで当社では、廃棄されたLIBの放電・解体技術、廃棄LIB解体物からのレアメタル濃縮滓(ブラックマス)の製造技術、およびブラックマスからのリチウム、ニッケル、コバルトの回収や電池グレード原料へ精製する技術など、一連のLIBリサイクル工程について開発を行ってきた。本報告では、特にブラックマスからの電池グレード原料の回収・精製に関する技術開発の取り組み状況等について述べる。
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