15:15 〜 15:45
[1606-11-04] DOWAエコシステムによる廃リチウムイオン電池リサイクルについて
司会:宇田 哲也(京都大学)
キーワード:リチウムイオン電池、リサイクル、熱処理、物理選別、湿式磁選
脱炭素社会実現に向けて、エネルギーの効率的利用に大きな役割が期待されるリチウムイオン電池(以下、LIB)は様々な分野で普及している。LIBを構成する素材としては、アルミニウム、銅、鉄などのベースメタルや、コバルト、ニッケル、リチウムなどの希少金属が挙げられ、近年使用済LIBのリサイクルの需要が高まっている。
DOWAエコシステムは、熱処理と物理選別を組み合わせたプロセスでLIBリサイクルを行っている。具体的には、車載用など大型のLIBパックを解体せずに廃棄物焼却炉に投入・熱処理することでLIBが有する発火や感電などのリスクを取り除き、熱処理後のLIBパックを破砕・分級等により、鉄、アルミニウム、銅、ブラックマス等を回収し、製錬原料として再資源化している。LIBの安全な不活性化と効率的な資源回収には、後段の物理選別工程に適した熱処理を行うことが重要である。
本講演では、DOWAエコシステムの使用済LIBの熱処理・再資源化プロセスや、湿式磁選を特徴とするブラックマスからのコバルト、ニッケルの回収・濃縮プロセスについて紹介する。
DOWAエコシステムは、熱処理と物理選別を組み合わせたプロセスでLIBリサイクルを行っている。具体的には、車載用など大型のLIBパックを解体せずに廃棄物焼却炉に投入・熱処理することでLIBが有する発火や感電などのリスクを取り除き、熱処理後のLIBパックを破砕・分級等により、鉄、アルミニウム、銅、ブラックマス等を回収し、製錬原料として再資源化している。LIBの安全な不活性化と効率的な資源回収には、後段の物理選別工程に適した熱処理を行うことが重要である。
本講演では、DOWAエコシステムの使用済LIBの熱処理・再資源化プロセスや、湿式磁選を特徴とするブラックマスからのコバルト、ニッケルの回収・濃縮プロセスについて紹介する。
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