資源・素材2024(秋田)

講演情報(2024年8月7日付 確定版)

企画講演

【企画講演】岩盤工学と異分野の融合 [9/11(水) AM 第1会場]

2024年9月11日(水) 09:00 〜 11:50 第1会場 (一般教育2号館 1F 101) (一般教育2号館 1F 101)

司会:才ノ木 敦士(熊本大学)、羽柴 公博(東京大学)

●近年,持続可能な発展を目的として,様々な大深度地下開発・利用手法が新たに提案され,岩盤工学が取り扱う事象が複雑化してきている。このような状況に対応するためには,従来の岩盤工学が主として対象としてきた岩盤の物理,力学,水理特性のみではなく,化学,微生物学,鉱物学,情報技術などの異分野の知見が必要となる。本セッションでは,岩盤工学と関連する最先端の異分野融合研究の例を紹介する。

<発表:25分中、講演20分、質疑応答5分/1件>

09:30 〜 09:55

[2101-06-02] 3次元可視化のための先進超音波フェーズドアレイの新展開

○小原 良和1 (1. 東北大学)

司会:才ノ木 敦士(熊本大学)

キーワード:非破壊評価、3Dイメージング、超音波フェーズドアレイ、レーザスキャン、2Dマトリクスアレイ探触子

超音波フェーズドアレイは金属材料などの内部を映像化できる手法として産業分野での普及が進みつつある。一方、内部に発生する欠陥は3次元形状を有するにもかかわらず、短冊状の圧電素子が複数並んだ1Dアレイ探触子を用いていたため、一般のフェーズドアレイでは2次元の映像しか得られなかった。一方、3次元映像化を実現する手法として、従来の素子数限界を超える超多素子2Dアレイを実現する超音波フェーズドアレイ研究の開発も始まっており、主に2種類の方法が注目されている。1つ目は、圧電送信と超多点レーザ受信を組み合わせた映像法PLUS(piezoelectric and laser ultrasonic system)であり、様々な材料におけるフレキシブルな3D映像化が可能である。2つ目は、リアルタイムの3D映像化を目指した超多素子2D圧電アレイ探触子(1024素子)をベースとした映像法である。本講演では、これらの特徴や適用例について紹介する。