資源・素材2024(秋田)

講演情報(2024年8月7日付 確定版)

若手・一般ポスター発表(ショート講演)

ポスター発表ショート講演(地球・資源分野) [9/11(水) PM 第1会場]

2024年9月11日(水) 13:40 〜 14:52 第1会場 (一般教育2号館 1F 101) (一般教育2号館 1F 101)

司会:鳥屋 剛毅(秋田大学)

13:40 〜 13:44

[2107-24-01] 小口径トンネル推進工法のための映像情報に基づく計測法の検討

○蛭田 雄也1、謝 淳2、小田原 豊3、松尾 敬太4、川村 洋平5、北原 格2 (1. 旭川工業高等専門学校、2. 筑波大学、3. 株式会社イセキ開発工機、4. エクシオグループ株式会社、5. 北海道大学)

司会:鳥屋 剛毅(秋田大学)

キーワード:トンネル掘削、推進工法、三次元計測、Structure from Motion

推進工法を用いたトンネル掘削では,推進機を移動させながら掘削するため,一定距離掘削するごとに掘削状況(トンネル形状)を計測する必要がある.しかし法令上,小口径トンネルへの人の立ち入りは認められておらず,トンネル内での計器の設置・操作が困難である.そのため,掘削開始地点の立坑内から見通せる範囲のみ三次元計測が可能であり,カーブを伴う掘削ではトンネル形状の計測が難しい.
 カメラを用いた三次元情報の計測は,その簡易さから様々な用途で使用され,注目を集めている.Structure from Motion(SfM)はその代表例であり,カメラが移動する際の運動視差を利用して,三次元情報を取得する.
 本研究では,掘削トンネルの三次元形状計測法として,映像情報に基づく方法を提案する.映像情報はトンネル内に挿入した撮影装置によって取得する.事前に付与した推進管内のテクスチャ情報からSfM技術を用いて,トンネルの内部構造を復元する.また,テクスチャ情報やトンネル内のランドマーク情報の基づき復元した三次元情報のスケールを合わせることでトンネル形状の実寸計測を実現する.