ポスター発表ショート講演（地球・資源分野） ［9/11(水) PM 第1会場］

[2107-24-03] ３Dガウシアンスプラッティングを用いたトンネル３Dモデル技術の精度検証

○加賀谷 勇太^{1[修士課程]}、大塚 尚広¹、片山 政弘²、石濱 茂崇²、青木 宏一²、大友 陽子¹、川村 洋平¹ (1. 北海道大学、2. 株式会社熊谷組)

司会：鳥屋 剛毅（秋田大学）

キーワード：３Dガウシアンスプラッティング、フォトグラメトリ、Structure-from-motion、３６０度カメラ

近年トンネル等の地下空間を保存するため、3Dモデルの活用が進められている。3Dモデルを作成する手法として最も使用されているのはLiDARを用いた点群モデルの作成である。この手法は主に距離の精度において非常に正確な3Dモデルを作成できるが、使用機材のコストが高いことや、撮影時間が長いといった欠点がある。したがってコストを抑え、撮影時間を短縮する方法としてフォトグラメトリを用いた3Dモデルの作成技術が研究されている。画像情報工学分野において2023年に新たなフォトグラメトリの手法として3Dガウシアンスプラッティングが開発された。この手法は以前までのフォトグラメトリに比べて、より高品質の新規視点画像の合成及び点群モデルを作成することができる。本研究では実際に建設中のトンネルにて360度カメラを用いて坑内の動画の撮影を行い、その動画から3Dガウシアンスプラッティングを用いてトンネル内の新規視点画像の合成及び点群モデルの作成を行った。距離の誤差は45.6mmで、画質を表すPSNR値は28.54dBを記録した。