14:48 〜 14:52
[2107-24-18] バイオメタン鉱床造成/生産SCG (Subsurface Cultivation and Gasification)のための原位置試験で得られた水理特性について
司会:鳥屋 剛毅(秋田大学)
キーワード:地下バイオメタン鉱床造成/生産法(SCG法)、褐炭、過酸化水素、未利用有機物
幌延地圏環境研究所は,地下未利用有機物(褐炭)を低分子有機酸に分解し,さらに微生物を用いてメタンを生成するバイオメタン鉱床造成/生産SCG (Subsurface Cultivation and Gasification)法を提唱し,UBE三菱セメント株式会社との共同研究で猿払村小石鉱区において原位置実験を行っている。
これまでに深度約20 mの褐炭層まで掘削された試験孔に脱塩済海洋深層水を溶媒として,過酸化水素水,ギ酸ナトリウム溶液,二酸化炭素溶液(炭酸水素ナトリウム)の注入試験を実施してきた(2020年度及び2021年度)。また,2022年には褐炭層とその上下盤までに通じる試験孔を掘削し,2023年に二酸化炭素(炭酸水素ナトリウム)溶液の注入試験を実施した。得られた透水係数は10-6 m/s オーダーと過去の試験結果と比較しても同程度であったが,注入溶液の種類により,孔内水圧の変化に若干の相違が認められた。また,得られたデータは,透水性における異方性を示唆した。
これまでに深度約20 mの褐炭層まで掘削された試験孔に脱塩済海洋深層水を溶媒として,過酸化水素水,ギ酸ナトリウム溶液,二酸化炭素溶液(炭酸水素ナトリウム)の注入試験を実施してきた(2020年度及び2021年度)。また,2022年には褐炭層とその上下盤までに通じる試験孔を掘削し,2023年に二酸化炭素(炭酸水素ナトリウム)溶液の注入試験を実施した。得られた透水係数は10-6 m/s オーダーと過去の試験結果と比較しても同程度であったが,注入溶液の種類により,孔内水圧の変化に若干の相違が認められた。また,得られたデータは,透水性における異方性を示唆した。
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