MMIJ 2024, Akita

Presentation information (2024/08/07 Ver.)

Poster presentation session

15:15-17:15 (Poster session) High-temperature materials processing

Wed. Sep 11, 2024 3:15 PM - 5:15 PM Room-poster c (1F,University Hall (Clair))

3:15 PM - 5:15 PM

[P070B] Recovery of Ir and Ru from wasted scraps using complex oxides

○Itsuki Murata1, Koichi Sato, Rikako Toda1, Takashi Nagai1 (1. Chiba Institute of Technology)

Keywords:Iridium, Ruthenium, Platinum Group Metals, Recycling

イリジウム(Ir)およびルテニウム(Ru)は白金族金属(PGM)の一種であり、さまざまな用途で使用されている。しかし、これらの生産量は非常に少なく、産出地域も南アフリカなどに偏在しているため、安定した供給を確保するためには使用済み製品からのリサイクルが重要である。現在のリサイクル法では、IrおよびRuを溶解する必要があるが、その際に強力な酸を使用しなければならない。これによる環境負荷や危険性が高まることが問題とされており、対応策として、IrとRuの酸溶解性の向上(易溶化)が求められている。加えて、現在ではIrとRuがどちらも含まれる廃棄物が存在するため、これらを同時に易溶化させる方法も必要とされている。また、廃棄物にはチタン(Ti)などの卑金属が混入する可能性も懸念されている。本研究室では、IrおよびRuを複合酸化物化させることによる易溶化を行ってきた。本研究では、Ir-Ru含有模擬試料とTiを炭酸ストロンチウム(SrCO3)によって複合酸化物化させ、この塩酸に対する溶解性を調査した。