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[P033C] セラミック多孔体を用いたマイクロ/ナノバブリングによる炭酸カルシウムの晶析
キーワード:カーボンニュートラル、CCU、二酸化炭素吸収、マイクロ/ナノバブリング
カーボンニュートラルの達成には、各種事業所から排出されるCO2の吸収・利用が不可欠である。その一環として、CO2を含むガスを微細気泡化し、Ca(OH)2懸濁液にCO2を吸収させてCaCO3を晶析させる化学吸収法が提案されている。しかし、従来の研究では、反応率(CaCO3晶析に関与するCO2の割合)が20 %程度と低いという課題が存在していた。本研究では、多孔体チューブにCa(OH)2懸濁液とガスを同時に通水・通気するバブリング法において、CO2物質流量、Ca(OH)2添加濃度、多孔体の孔径など、同バブリングの各種因子を種々変化させ、それらの因子がCaCO3生成速度、あるいはCO2吸収率に及ぼす影響について検討した。その結果、孔径0.8 µm、Ca(OH)2添加濃度10 g/L、Ca(OH)2懸濁液流量10 L/minの条件の下、CO2物質流量0.092 mol/minで反応率ほぼ100 %、0.13 mol/minで89 %と、極めて高い反応率でCaCO3晶析が可能であることが確認された。
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