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[P088C] 深海環境でのセメント系材料の組成の違いによるセメント系材料および固着微生物への影響の調査
キーワード:コンクリート、セメント系材料、微生物、深海
日本近海の海底資源を効率よく採掘するためには、建材として優れた機能性を持つコンクリート等のセメント系材料を用いた構造物を深海に建造する必要がある。しかし、深海環境特有の影響により、深海底に晒されたセメント系材料は著しく劣化することがわかっている。そのため、深海環境で持続的な強度をもつセメント系材料の開発が求められている。
既往の研究により、セメント系材料の表面に優占的に固着する微生物の存在が示唆され、その中にはセメント系材料の微細な亀裂を埋める機能や、外部からの劣化因子の侵入を抑制する機能を有するものが存在することが明らかとなっている。したがって、深海環境において微生物はセメント系材料の劣化を抑制し、耐久性を向上させる可能性がある。しかし、これまでの研究では、一種類のセメントでのみ調査が行われており、他の種類のセメントを用いた場合や増粘剤の影響による固着微生物の変化等は調査されていない。
本研究では、数種類のセメントを用いてセメントペースト試験体を作成し、深海環境に数年間浸漬・回収した後、試験体表面の微生物叢を明らかにすることでセメント系材料の組成と固着する微生物の関係について調査する。
既往の研究により、セメント系材料の表面に優占的に固着する微生物の存在が示唆され、その中にはセメント系材料の微細な亀裂を埋める機能や、外部からの劣化因子の侵入を抑制する機能を有するものが存在することが明らかとなっている。したがって、深海環境において微生物はセメント系材料の劣化を抑制し、耐久性を向上させる可能性がある。しかし、これまでの研究では、一種類のセメントでのみ調査が行われており、他の種類のセメントを用いた場合や増粘剤の影響による固着微生物の変化等は調査されていない。
本研究では、数種類のセメントを用いてセメントペースト試験体を作成し、深海環境に数年間浸漬・回収した後、試験体表面の微生物叢を明らかにすることでセメント系材料の組成と固着する微生物の関係について調査する。
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