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[2201-08-04] 日本周辺海底熱水鉱床の分布と地殻構造特徴に関するGIS解析
司会:木﨑 彰久(秋田大学)
キーワード:海底熱水鉱床、鉱床分布、地殻情報、クリギング、Arc GIS
精密機器,電気自動車のバッテリー,再生可能エネルギーの蓄電池などの需要の増加によって、各種金属の需要は今後も増加すると見込まれている。しかし、現在の金属資源の生産力では将来の需要予測に対し供給能力が追いつかない可能性がある。そのため、新たな金属資源の一層の開発が不可欠となっている。海底熱水鉱床は、高品位な鉱石を豊富に埋蔵しているとして、将来の金属資源の有望な供給源として注目されている。また、海底熱水鉱床は日本周辺の海域で多く発見されており、金属資源の大部分を輸入に依存している日本にとって重要な開発対象である。しかし、海底熱水鉱床の多くは深海数千メートルに存在するため、その調査は困難であり、生成要因や分布、鉱量などがまだ十分には明らかになっていない。そこで本研究では、沖縄トラフ海域と伊豆小笠原海域に存在する海底熱水噴出域と5つの地殻情報(磁気異常、重力異常、海底地形データ、地殻熱流量、震源データ)に着目し、GISを用いたデータ解析によって、海底熱水鉱床が生成する条件を明らかにし、存在有望地を特定することを目的とした。
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