資源・素材2024(秋田)

講演情報(2024年8月7日付 確定版)

一般講演

【一般講演】 鉱物処理 [9/11(水) AM 第3会場]

2024年9月11日(水) 09:00 〜 12:00 第3会場 (一般教育2号館 1F 103)

司会:ジョン サンヒ(秋田大学)、三木 一(九州大学)

●鉱物処理:天然鉱物資源の選鉱・製錬分野(物理選別,浮遊選鉱,バイオリーチング,ケミカルリーチング等)における新手法開発,新たな対象物への適用技術開発等について議論を行う。

<発表時間20分中、講演15分、質疑応答5分/1件>

11:40 〜 12:00

[2301-08-08] 多孔質チューブを用いたマイクロ/ナノバブリングによるCO2吸収

○日下 英史1、坂元 祐介1、辻川 大智1 (1. 京都大学)

司会:三木 一(九州大学)

キーワード:カーボンニュートラル、CCU、CO2吸収、マイクロ/ナノバブリング

カーボンニュートラルの達成には、各種事業所から排出されるCO2の吸収・利用が不可欠である。その一環として、CO2を含むガスを微細気泡化し、消石灰, Ca(OH)2, の懸濁液にCO2を吸収させて炭酸カルシウムを晶析させる化学吸収法が提案されている。しかし、従来の研究では、反応率(炭酸カルシウム, CaCO3, の晶析反応に関与するCO2の割合)が20 %程度と低いという課題が存在していた。当研究グループでは、多孔体チューブにCa(OH)2懸濁液とガスを同時に通水・通気するマイクロ/ナノバブリング法に関する一連の研究において、CO2物質流量、Ca(OH)2添加濃度、多孔体の孔径など、同バブリングに関わる因子を最適化することにより、ガス中のCO2分圧に拘わらず、反応率がほぼ100 %で鉱物化可能となることを見出だした。本発表では、その操作因子の物理あるいは物理化学的な側面を、平衡論的および速度論的に解析し、機構解明を試みた。

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