(Poster session/Short oral-presentation) Mineral processing / Recycling

[2309-27-01] Development of a Mobile Rare Metal Recovery System Using a High Performance Ion Exchanger (1) System Overview and Column Operating Conditions

○Kippei Yanagisawa^{1[Master’s course]}, Oooka Tubasa¹, Arai Tuyoshi¹, Hyuuga Toshio², Yamada Shouiti² (1. Shibaura Institute of Technology , 2. Chemical Electronics Co.)

Chairperson：高谷 雄太郎（東京大学）

Keywords:Ion exchange, cation exchange resin, rare metal recovery, plating waste, recovery equipment

従来のめっき工程では据え置き型の回収装置に有機イオン交換体を充填させ，有用金属を回収している．しかし，据え置き型は1工程につき1機であり，導入コストの高さや設置スペースに問題がある．本研究では有機イオン交換体の中で数多くの実績がある陽イオン交換体に着目し，担体に無機物，表面に有機層を被膜させた複合型陽イオン交換体を自製し，モバイル型の回収装置の運用でこれらの課題解決を目指した．そのため本研究は「モバイル型レアメタル回収装置の開発」と「複合型陽イオン交換体の構造最適化」の二分される．構造最適化ではイオン交換体に添着させるポリマー層の架橋度や導入させる官能基量を検討した．そして最適化されたイオン交換体を用いて，カラム破過試験を行った．試験溶液には0.01 M硫酸で希釈した二元混合溶液（Cu, Ni）を通液させ，流速を変化させた．試験結果から流速3.0 - 20 ml / minにおいて金属回収率は約90 %を示した．本研究から高速な通液に対しても吸着性能は低下せず，金属が回収できることが示唆された．