(Poster session/Short oral-presentation) Mineral processing / Recycling

[2309-27-04] Development of technology for the recovery of rare metals from aqueous hydrochloric acid solutions by extraction chromatography

○Ibuki Tsuchiya^{1[Master’s course]}, Arai Tsuyoshi¹ (1. Shibaura Institute of Technology)

Chairperson：高谷 雄太郎（東京大学）

Keywords:Rare metal, Impregnated adsorbent, Extraction chromatography, Recycling, Separation and recovery

レアメタルリサイクルは、再資源化コストが高いため経済性に優れたリサイクルプロセスの構築が必至である。筆者らは廃棄物の低減、経済性の向上が期待される抽出クロマトグラフィ法によるレアメタルの分離回収システムの開発に着手した。本システムは、多孔性SiO2粒子にスチレン・ジビニルベンゼン共重合体を被覆した担体（SiO2-P）に酸性抽出剤（HDEHP、PC88A等）を含浸担持した吸着材の適用を検討している。本研究では、自製した酸性抽出剤含浸吸着材に対する各金属イオンの基礎的な吸着挙動を評価した。本研究の成果から酸性抽出剤含浸吸着材により分配の差を利用することで、溶媒抽出では分離困難なLn(III)を相互に分離できることを見出した。本会ではカラム試験による動的な吸着・溶離挙動についても検討し、本プロセスの成立性について議論する。