11:45 〜 12:00
[2401-11-11] ウズベキスタンの地域特性に配慮したカーボンニュートラル社会実現のための効率的・革新的グリーン/ブルー水素製造技術開発プロジェクト
司会:柴山 敦(秋田大学)
キーワード:地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム、ウズベキスタン、水素、油田、太陽光
油田や金属鉱山、広大な砂漠地帯および豊富な日照量など、ウズベキスタンの地域特性を存分に活かした複数の水素製造技術を確立することを目的とした地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)を紹介する。同国の老朽油田に残存する石油を地下で水素化し、同時に生成するCO2をそのまま地下に固定するブルー水素の製造技術や、高光電変換効率のペロブスカイト太陽電池と高エネルギー変換効率の水蒸気電解を組み合わせたグリーン水素の製造技術、ならびに金属スラグを用いた新規グリーン水素生成光触媒複合体の開発技術を確立し、これらの技術に精通した人材を育成して、同国の水素社会化の基盤を確立する。本SATREPSにおいては、同国内の老朽油田をテストフィールドとした石油の地下原位置水素化技術の実証試験、水蒸気電解のベンチスケール機とペロブスカイト太陽電池を組み合わせた水素製造試験、ペロブスカイト太陽電池の実機を用いた現地フィールド試験による光電変換効率および耐久性評価試験、ならびに金属スラグを用いた新規高効率水素生成光触媒複合体の開発の4研究を同国の研究者らと協働して進め、同国の水素製造関連技術の社会実装を担う人材の育成と、その社会実装を図る。
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