11:30 〜 11:50
[2601-06-06] 溶融Mgを用いたTb–Fe合金からのTbの抽出
司会:安田 幸司(京都大学)
キーワード:乾式製錬、液体金属抽出、テルビウム、レアアース
ネオジム磁石の高温性能を向上させるためにテルビウムが添加される。本研究は溶融塩電解、液体金属抽出、蒸留を組み合わせた高純度のテルビウムの新規生産プロセスの開発において、溶融塩電解で得られたテルビウム–鉄合金から溶融マグネシウムを用いてテルビウムを選択的に抽出するプロセスの最適な条件を実験的に検討したものである。700または1000℃において共晶組成の88 mass%Tb–12 mass%Fe合金とマグネシウムを保持し、鉄を主成分とする固相と鉄がわずかに含まれるTb–Mg系液相に分離された。これらの結果から、液相中のマグネシウムのみがその後の蒸留工程ですべて揮発すると仮定すると、700℃では約0.2 maas%の、1000℃では約2 mass%の鉄を含むテルビウムが回収できることが明らかとなった。
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