2:12 PM - 2:16 PM
[2607-23-09] Viscosity Measurement of Waste Molten Slag for the Recovery of Valuable
Metals
Chairperson:岸本 章宏 (京都大学)
Keywords:Industrial wastes, Viscometry, Molten slugs, Metal recovery
産業廃棄物の処理方法の一つとして高温で溶融処理する方法があり、処理後の廃棄物溶融スラグは一般的に埋め立て処分されている。この方法では、廃棄物に含まれる金属は回収されないため、資源循環の観点からスラグ中金属の回収は重要な課題である。有用金属回収方法の一つに溶融スラグ中の金属粒子をセットラーなどで静置して分離する方法が考えられている。本研究では、溶融スラグ中の金属粒子の分離性を評価するうえでスラグの粘性が重要な指標と考え、スラグの物性値に着目して研究を行っている。本報告では廃棄物溶融スラグの粘度測定を行った結果を報告する。粘度測定に用いた試料は数種類の廃棄物溶融スラグとし、1300℃、1350℃及び1400℃にて行った。また、スラグの主要成分はSiO2、CaCO3、Al2O3であり、これらの組成を調整し低融点組成とした試料や融点を上昇させるアルミナAl2O3を添加した試料の試験も行った。その結果、低融点組成とした試料の粘性が低下する傾向を確認した。また、Al2O3の増加は粘度が上昇する傾向を示した。
講演PDFファイルダウンロードパスワード認証
講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。
現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)
[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください