09:05 〜 09:30
[3501-06-02] 鉱山開発における生物多様性保全およびネイチャーポジティブ実現に向けた活動
司会:村上 進亮(東京大学)
キーワード:生物多様性、ネイチャーポジティブ、石灰石、希少植物、組織培養法
当社および当社グループは、事業活動において生物多様性と最もかかわりがある石灰石鉱山で、希少動植物の保全、採掘区域・跡地の緑化活動など、自然保護の取り組みを進めている。現地鉱山では播種・挿し木などの伝統的手法により、自生する希少植物の保存・育成を行っているが、現地での栽培や増殖が困難な植物種があり、また気象異変や病害虫、動物による食害などによって絶滅の懸念がある。そこで研究所では、伝統学的手法と組み合わせることで確実な保護を実施すべく、「組織培養法」と呼ばれるバイオ技術保存手法を開発し、これまでに10種の希少植物の安定保存と増殖に成功している。増殖した希少植物は、採掘地への植え戻しを実施することで鉱山の生物多様性保全に寄与する。
加えて、生物多様性保全の取り組みを一層推進し、ネイチャーポジティブ実現に貢献すべく、環境省が主導する「生物多様性のための30by30アライアンス」に2023年に加盟し、当社グループ鉱山地区の緑化・保全地域などでOECM(民間等による生物多様性保全に貢献する地域)登録を目指している。
本報告では、これら鉱山開発における生物多様性保全とネイチャーポジティブ実現に向けた取り組みについて紹介する。
加えて、生物多様性保全の取り組みを一層推進し、ネイチャーポジティブ実現に貢献すべく、環境省が主導する「生物多様性のための30by30アライアンス」に2023年に加盟し、当社グループ鉱山地区の緑化・保全地域などでOECM(民間等による生物多様性保全に貢献する地域)登録を目指している。
本報告では、これら鉱山開発における生物多様性保全とネイチャーポジティブ実現に向けた取り組みについて紹介する。
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