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[3501-06-05] 循環経済とサイエンスコミュニケーション —物質フローの可視化—
司会:村上 進亮(東京大学)
キーワード:資源ダイナミクス、資源(材料)システム、マテリアルストック・フロー、サイエンスコミュニケーション、データビジュアライゼーション
持続可能な社会を実現するうえで、資源の効率的な利用は不可欠な要素であり、そのためには資源の流れや利用実態等を把握する必要がある。これまで、資源の流れを把握・可視化するべく、様々なマテリアルフロー図やストックを考慮したマテリアルストック・フロー図が作成されてきた(以下、併せてマテリアルストック・フロー図と呼ぶ)。特に鉱物資源はその供給・調達に係るリスクから、国外からの流出入量把握や自国内における資源の効率的な利用を目的としてマテリアルストック・フロー分析がされている分野である。既往研究では資源の製品への投入量や廃棄量、再資源化量等の実態把握に重点を置き、用途や工程別に資源の需要量を数値で整理したものや、サンキーチャートを用いたマテリアルストック・フロー図が作られてきた。本発表では既存のマテリアルストック・フロー図について特徴の整理をするとともに、サイエンスコミュニケーションの視点から情報量、わかりやすさ(デザイン性)、利便性等について比較し、よりわかりやすく利便性の高いマテリアルストック・フロー図を作成するために必要な要素を考察する。
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