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[3608-14-02] 東予工場における自熔炉ヒートバランス管理強化について
司会:永井 崇(千葉工業大学)
キーワード:銅製錬、自溶炉製錬
東予工場の自熔炉では、工場内の繰り返し物、他工場からの払出物、スクラップ等の多様な2次原料・雑物を処理している。自熔炉の安定操業のためには調合比率の変化に対してマテリアルバランスやヒートバランスを適切に調整することが重要であるが、設備面の課題があり、小ロットの2次原料・雑物の処理銘柄変更時は、バランス計算に反映できていなかった。東予工場では、このような原料の一部を均一に切り出すための改善(混合方法、小型切り出し設備新設)を実施したことで、バランス計算に反映できるようになった。また従来は、単一のアルゴリズムを用いて銅精鉱の化合物存在比率を決定し自熔炉内の熱バランス計算を実施するシステムを利用していた。これに対して、近年改善された鉱物解析技術を活用し、鉱種ごとに作成された新しいアルゴリズムをベースに化合物存在比率を決定した上で、その結果をヒートバランス計算に用いるように改善した。これらの変更により、日常的に実施している処理鉱種の変更時に自熔炉内の製錬反応を不安定化させることなく対応できるようになった。
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